Freestyle footballとは
Freestyle football(フリースタイルフットボール)
フリースタイル、フリスタなどと略される。アルファベットだけで"freestyle"とはあまり書かない。普通"FF"とも略さない。"freestyle"という形態はラップ、スノーボードなど様々な分野に存在するが、単に「フリスタ」などと呼ぶことが多い。
フリスタの定義(範囲)は大体「サッカーに関連するボールを使用したパフォーマンス」という感じでかなり広くなるだろう。これでも狭いかもしれない。フリスタをやる人のことを"Freestyler(フリースタイラー)"と呼ぶ。
JAM(ジャム)
大体大文字で書く。「蹴会(しゅうかい)」もほぼ同じ意味。フリスタイラーが二人以上集まってフリスタをすること。音楽の"jam (session)"から来ていると思われる。ちなみに"jam"の意味は「一緒に音楽を演奏する、自由にアドリブ演奏を展開する」こと。フリスタのJAMでもその意味の通り、何をやるかはとにかく自由。ほとんどずっと喋っていることも(笑)
JAMが行われた地域の名称を頭に付けて、"〜JAM"と呼ぶことが多い。全国的に有名で早い時期から行われているものには、東京の代々木公園で行われる「YJAM(ワイジャム)」、大阪を中心に行われている「関西JAM(カンジャム)」などがある。現在はフリスタの普及に伴って全国の様々な地域で様々な規模で行われている。
ちなみに管理人は宇都宮JAMと茨城JAMに特に深く関わっています。ブログのトップに各JAMのレポートと動画があるので参考にしてみてください。
Ball(ボール)
ボールとしては大体サッカーの五号球を使用する人が多い。練習のために一号球などの小さいボールを使用するという人は結構いるが、四号球やフットサルボールをメインにする人もたまにいるようだ。
もちろんバレーボールやバスケットボールでやってはいけないということは無い。
「どんなボールを使っていますか/使えば良いですか?」というのは良くある質問のうちの一つ。
上手い人はあまりにも簡単にボールをまたいだりするので特別な小さいボールでやってるという疑問を持つ人が多いらしい。また、フリスタでは通常の競技サッカーより空気圧を低めにするとやりやすいと言われる。もちろん個人の感覚によって違いは結構ある。
Movie(ムービー)
現在では多くのフリースタイラーが自分のフリスタの動画をネット上に上げており、日本中、世界中のフリースタイラーの技術を見ることができる。動画はブログなど個人のサイトにupされる場合と、YouTubeなどのような動画公開サービスを用いて公開される場合がある。
動画の撮影にはデジタルビデオ、デジカメ、携帯が用いられる。フリスタ撮影用にデジカメを選ぶ場合はいくつか注意する点がある。ブログにまとめたので参考にしてみてください。
■
フリースタイルのための動画機能付きデジカメ購入メモーイントロー
■
フリースタイルのための動画機能付きデジカメ購入メモ(1)―画質、fps―
■
フリースタイルのための動画機能付きデジカメ購入メモ(2)―撮影可能時間、記録形式―
Trick(トリック)
フリスタにおける様々な技のことを"trick"と言う。普段はあまり意識されないが(というかしなくて良いが)trickには色々な観点からの分類方法があり、大体以下のように複眼的な分類になる。
All tricks
┣ボールの位置による分類
┃┣Lift up(リフトアップ)
┃┣Air move(エアムーブ、エア)
┃┗Ground move(グラウンドムーブ、グラムー)
┣姿勢による分類
┃┣Standing(スタンディング、立ち)
┃┗Sitting(シッティング、座り)
┣体の使用部位による分類
┃┣Foot trick(フットトリック、足技)
┃┣Upper body(アッパーボディ、上半身系)
┃┗Hand skill(ハンドスキル)
┣その他の分類
┃┣Stopping(ストッピング)
┃┗Two touch(ツータッチ)
┗行われ方による分類
┣Single trick(シングルトリック、単発技)
┣Mix trick(ミックストリック、複合技)
┗Combo(コンボ)
◆ボールの位置による分類
・
Lift up(リフトアップ)
訳、略称は無い。地面にあるボールを空中に上げるtrickの総称。
・
Air move(エアムーブ)
略称「エア」。空中にある(地面に無い)ボールに関するtrickの総称。Foot trickとほぼ同じ意味で使用される。
・
Ground move(グラウンドムーブ)
略称「グラムー」。地面にあるボールを操るtrickの総称。簡単に言えばドリブルの技術の延長。
◆姿勢による分類
・
Standing(スタンディング)
訳「立ち」。"Standing"という用語は他に使用してる人を見たことが無いが、「立ち」という言葉はたまに使われる。Sitting以外は全てStandingなはずだが、Ground moveはあまり「立ち」に入れられてない様な気がする。
・
Sitting(シッティング)
訳「座り」。地面に座って行うパフォーマンスの総称。椅子など地面より高い位置に座ってやる場合は"Half sitting"と呼ぶ。
◆体の使用部位による分類
・
Foot trick(フットトリック)
訳「足技」。足を使用して行うtrickの総称。通常その中でも"Standing"で"Air move"のものだけを指す。「エア」や「立ち」もこれと同じ意味で使用されることが多い。ほとんどの人がこの技術に魅せられてフリスタを始めるし、たくさん練習するが、座りや上半身系に比べて安定させるのが難しい。
・
Upper body(アッパーボディ)
訳「上半身(系)」。上半身の部位を使用して行うtrickの総称。「上半身(系)」という語しか使用されない。
特に頭に関するものを"Head skill(ヘッドスキル)"と呼ぶこともある。
・
Hand skill(ハンドスキル)
訳、略称無し。手、腕を使用して行うtrickの総称。大きく分けて上半身系の延長で使用するものと「指クル」に関連するものがある。
◆その他の分類:上の三つに比べるとやや細かい分類。
・
Stopping(ストッピング)
訳、略称無し。体のどこかでボールを止めるtrickの総称。個々のtrick名は"〜stopping"とはならず、"〜stall/catch/clutch"となる。
基本的には乗せるだけのものが"Stall"、挟むものが"Clutch"だが、胸と首は"Catch"…くぼみを作って受け止めるという感じだからか。
・
Two touch(ツータッチ)
訳、略称無し。一瞬で二回ボールに触れるようなtrickの総称。基本的には足技。海外では"Akka(アッカ)"でこの2 touch系のtrick全般を指しているそうです。
◆行われ方による分類:上の分類とはやや違って、trickが独立してるかどうかの分類。
・
Single trick(シングルトリック)
訳「単発技」。前後に他のtrickを行わない場合を指す。実際にはほとんど使わない言葉。
・
Mix trick(ミックストリック)
訳「複合技」。"Mix trick"はあまり使用されないが、「複合技」は比較的見かける。二つ以上のtrickを一つの動きの中でいっぺんにやる場合。
下のコンボと区別がしにくい場合も結構ある。これも前後に他のtrickをやらなければ単発技の一種。
・
Combo(コンボ)
訳、略称無し。コンボ自体がそもそも略称。二つ以上のtrickを間に切れ目を入れず連続して行う場合を指す。
足技の場合はつなぎのtouchを入れてはいけない。有名なものには名前が付いている場合もある。
同じtrickを繰り返して行う場合を特に"Repeat trick"と呼ぶこともある。
Footbag(フットバッグ)とフリスタ
"Footbag(フットバッグ)"とは足でやるお手玉のような競技である(詳しく知りたい人はググってみてね)。
現在のフリスタのtrickの名称や様々な用語はほぼ全てfootbagから来ている。
ただ、footbagには足技と少数のstall系のtrickしか無いので上半身系やsittingなどに関する用語はフリスタオリジナルと言えるだろう。
footbagはすでに点数を競う競技としての側面も確立されており、技や用語の詳しい意味を知りたい場合はfootbagのサイトを参考にすると面白いかもしれない。
ここではfootbagとフリスタに関する話題について少し触れておく。
◆"In/Out"の概念が反対:footbagでは足を外側から内側に回転させるのを"Out"と考えるのに大して、フリスタでは同じ動作を"In"と考える。
◆技の構成が異なることがある:一番の違いは、footbagで"Butterfly"をする部分はフリスタではほぼ全て"Cross over"で行うところ。
他にも、footbagでは"何か+(Footbag) Mirage"の技をフリスタでは"何か+Dragonfly"で行うことなどがある(Smearなど)。
なので、"〜Walk"のtrickがなんで"Walk"なのかはfootbagの動画を見るとよくわかる。
◆技の名前について:ここまでフリスタでfootbagのtrick名や用語を使用しているのは日本ぐらいかもしれない。
海外では基本的な技名に修飾語を付けることですますことが多いようだ。
良く出てくる用語
Alternate(オルタネイト)
訳、略称、略記無し。「別の仕方で始める」ぐらいの意味だと思う。ほとんど「逆の足で始める」と同じ。
海外で良く使用される。例えばLeg Beaterは"Alternate MATW"になる。一番簡単な例ではLeg Over=Alternate ATW(そんな言い方しないけど)。
日本ではほとんど使用されてるのを見たことが無い。
Catch(キャッチ)
訳、略称など無し。「キャッチする」はよく「拾う」とも言う。trickの最後の1 touchのこと。このtouchの後すぐにボールを地面に落としてしまうと、「キャッチミス/拾えなかった」となり、trickを成功させたとは言わないことが多い。
Clipper(クリッパー)
訳、略称など無し。footbagではたまに"clip"と略されるがフリスタでは無い。
足を交差させて、後ろ側の足で蹴ったりstallしたりすることをclipperと言う…言った方がparadoxとの関係なんかが捉えやすいと思うのだが、
clipperと言えばほとんど"Clipper Stall"のことを指す。
Core trick(コアトリック)
訳「核技」。というか「核技」を管理人が勝手に訳したのが"core trick"。
元々は「comboの核になる技」ということらしいが、通常ほとんどSアラ、Mアラ、レグビタ、ピックロの基本核技を指して言う。
Crazy Trick(クレイジートリック)
略記"CT"。残念ながら閉鎖されてしまった伝説のフリスタサイト、「リフティング専門(リフ専)」のオーナーの一人であったサリーさんと日本屈指のフリスタユニットALEG-Reの翔さん共同制作の「crazyとしか思えない技」を集めたコーナー、「crazy trick」で紹介されているtrickを"crazy trick"と呼ぶ。全国のフリースタイラーの投稿により新しいtrick(とその動画)がどんどん追加されていってる。現在はリフ専が使用できないので、翔さんのフリスタサイト"CLASH"から見ることができる。
CTの基準は基本となる核技より何か1レベル難しいこと。1レベル難しいとは、だいたいParadox setだったり、途中にplantが入ったり、逆足でキャッチしたりすること。例えばS/MアラはCTではないが、パラS/MになるとCT、ピックロはCTにならないが、Trip WalkはCT、などなど。具体的なtrickについては下方のtrick紹介を参照。
Dex(デックス)
"dexterity"の略。通常全て小文字で書く。dex自体は「回し」とは訳さないが、In/Out dexはそれぞれ「内回し/外回し」と言うことがある。
「またぐ」とほぼ同義。ボールの周りを足が回ることを言う。
footbagとの絡みでも書いたけどフリスタでは外側→内側を"In dex"、逆を"Out dex"と考える。
ちなみに辞書を引いても"dexterity"は「器用、素早い」とあるだけで「またぐ」なんて意味は無い。なんでだろ?
Dragonflying(ドラゴンフライング)
"DF〜"と略記することが多い。Dragonflyから始める複合技の頭に付ける。「ドラ〜」という省略の仕方はしない。
例えばAATW=DFATW。Cross Overの逆の動きになっているので、DF系の技はほとんど〜rewindになる。
Ducking(ダッキング)
訳、略称など無し。ボールが頭の後ろを通過すること。フリスタでは一部の人しかやらない…というか多分できない。
Duckingして落ちてきたボールに対して直接trickをやると"Ducking〜"というtrickになる。
日本にはサッカーボールで"Pixie Ducking Cross Over=Phoenix"をやってしまうとんでもない人がいます。
Double(ダブル)
略記"W"。何かの動作をを続けてニ連続で行うこと。ほとんどdexについて使用されるけど、例えばspinも二連続で回ればDouble Spin。
例えば、ATWのdexが二回になると「WATW(ダブルアラ)」と呼ぶ。ただ、Leg Overのdouble dexはDouble Switch Overで"DSO"と略記する。
Op(オーピー)
"opposite"の略。通常全て小文字で書く。「逆で」という意味で、「非利き足で」という意味ではない。
footbagでは一つのtrickの動きの流れを説明するために用いるが、フリスタではコンボの流れを書く場合に用いる。
また、footbagでは"op"は「一つ前のものに対して逆」という意味なので、それをきちんとフリスタに適用させるなら、
例えばPixie Danceは"Pixie->op Pixie->op Pixie..."となる。
Paradox/pdx(パラドックス)
通常"pdx"と小文字で略記する。trick名の頭に付くので「パラ〜」という省略の仕方をすることが多い(「パラアラ」とか)。
clipperの状態からボールを上げた後、上げた方の足でdexするとpdx〜になる。Cross Overから始めるのがほとんどだが、Cross Kick、Mirage、Clipper Stallからもできる。でも難しい。
実際に見かけるのはパラアラ(pdxATW)、パラS(pdxSATW)、パラM(pdxMATW)ぐらい。詳しくは、setによる技の分類の仲の、
"Clipper set"の項を参照。
Plant(プラント)
訳「接地」。小文字で書き、そのまま「プラント」と読むことが多い。
地面に足を着くこと。足を着くと着かないとでは難易度も違うし、技の名前も変わってくる。
Repeat(リピート)
訳「連」。trick名の前に付けてそのtrickを繰り返すことを表す。その場合「リピ〜」と省略されることが多い。
日本語になると「連〜」と省略する場合と、「〜連」と省略する場合の両方があると思う。
基本的にはcomboの一種でつなぎのtouchを入れないが、例外的にRepeat Leg Overは1 touch入る。
ちなみにsittingでは同じtrickを繰り返しても"Repeat〜"とは言わない。
Reverse(リバース)
訳、略称など無し。逆の動きになっているtrickを交互に繰り返す…と言う感じだと思うが、基本的にAround the Worldにしか使わない。
この場合、「リバアラ」と略する。例えばLeg OverとPick Upを交互に繰り返しても"Reverse Leg Over"とは言わない。
Rewind(リワインド)
訳「逆再生」。trick名の後に付けて、「〜の逆再生」という意味を表す。「〜リワ」と略されることが多い。
有名なのはAATW=SATW rewind。読み方は「エスアラリワインド」、さらに略して「エスアラリワ」となる。
Sameside/ss(セイムサイド/エスエス)
"ss"と小文字で略記し、「エスエス」と読むことが多い。読んでそのまま、「同じ側で」という意味。
opがcomboの流れを書く場合に使用されるのに対して、ssは複合技の組み合わせ方を書くのに主に使用される。ssでない場合には何も書かない。
例えばPixieとLeg Overの複合技の場合、Pixie ss Legover=MagellanとPixie Leg Over=Over the Worldで全く違うtrickになる。
Set(セット)
訳、略称など無し。trickを始めるためにボールをリリースすること。フリスタでは普通に蹴って始める場合にはほとんどsetという用語は使用しないが、
"fairy set"などtrickが絡んだset名は使用されることがある。
Spin(スピン)
訳、略称など無し。ボールをsetした後、ボールが…では無くて自分が回転すること。フリスタでは回転の方向は気にしない。
ちなみに地面に直立した状態で頭と足を結んだ軸を回転軸にして横方向に回転することであって、でんぐり返しをすることではない。
trickの後に回ると"〜Spin"、Spinした後にtrickをすると"Spinning〜"と呼ぶことが多い。
Clipperでsetしてsetした足を地面に着けずにspinしてsetした足でまたぐ動作をGyro〜と呼ぶ。ホントは回る方向も重要だけど説明難しいので省略…
良く出てくる技と略称
Foot trick: Basic 4(足技基本四種)
◆Around the World(アラウンドザワールド)Inside /Outside
略記"ATW"、略称「アラ」。頭に何かが付いて"〜ATW"(読み方は「〜アラ」)となることが多い。
setした足でdexしてそのまま同じ足で拾うtrick。In/Out dexの区別はATW Inside/Outsideと書くが、読む場合は「インアラ/アウトアラ」と頭に付く。「大車輪」という言い方もあるらしい。
「アウトアラ」はちょっと長いので単に「アウト」と書かれることもある。
・Fairy(フェアリー):インアラの逆足キャッチ。
・Pixie(ピクシー):アウトアラの逆足キャッチ。
・Repeat Around the World(リピートアラウンド):略称「リピアラ」。同方向dexのアラを繰り返す。
・Reverse Around the World(リバースアラウンド):略称「リバアラ」。インアラとアウトアラを交互に繰り返す。
◆Cross Over(クロスオーバー)
略記"CO"、略称「クロオバ」。別名Flying Click(フライングクリック)。「フラクリ」とはあまり略さないし、"FC"と略記することもあまり無い気がする。
ネットでは「クロオバ」の方を使用している人が多い気がする。set→jump→setの逆足でIn dexしてほぼ同時にsetした足でkickという感じの技。
比較的すぐできるようになるが、安定させたりコントロールするのは難しい。
・Around Cross(アラウンドクロス):略称「アラクロ」。ATW Insideを途中でクロオバにする。逆足でsetするクロオバ、と考えても良いが、setのボールが高い場合に関しては意見が分かれるところかも。
◆Leg Over(レッグオーバー)
略記"LO"、略称「レグオバ」。setとは逆の足でdexしてdexした足で拾う。逆足から始めるATW。Out dexは"Pick Up"と呼ばれることが多い。setと同時にdexし始める(jumpあり)やり方とsetした足をplantしたのと同時ぐらいにdexし始める(jump無し)やり方がある。
クロオバとの基本的な違いはタイミングとtouchの回数。setから技が終わって拾うまでに何回ボールに触るか考えてみよう。
・Pick Up(ピックアップ):Out dexのレグオバ。
・Illusion(イリュージョン):レグオバの逆足キャッチ。
・Footbag Mirage(フットバッグミラージュ):Pick Upの逆足キャッチ。
・Switch Dexterity(スイッチデクステリティ):略称「スイデク」。左右のレグオバをコンボで繰り返す。
◆Mirage(ミラージュ)
略記通常無し。たまに「ミラ」と略されるが、「ミラージュ」のままのことも多い。footbagでのMirage(Pick Upの逆足キャッチ)とは全く別物。
なので、そちらを"Footbag Mirage"などと呼んで区別する。
クロオバの「jumpしてkick」という動作を「dexする足の逆足(軸足)でボールを跳ねさせる」という動作に置き換えたもの。
足は固定してボールの勢い(と回転)で跳ねさせるやり方と、軸足の爪先を跳ね上げるやり方がある。海外では後者が主流で、"Toe Bounce"と呼ばれる。
基本trickと言われるがあまりできなくても困らない。
Foot trick: Other Basics(そのほかの基本足技)
◆Butterfly(バタフライ)
略称など無し。setした足の逆足でdexして、setした足でClliper Stallする。footbagでは非常に基本となるtrickだが、フリスタではあまりやらない。両者ではClipper Stallの性質と難易度が全然違うから。フリスタで"何か+Cross Over"になっている複合技はfootbagでは全て"何か+Butterfly"でやる。
◆Calioca(カリオカ)
略記など無し。ミラージュがクロオバのplantバージョンだとすると、カリオカはDragonflyのプラントバージョン。ミラージュと同様に爪先跳ね上げでできないことも無いが、難しい。大体の人が足の甲ではずませるやり方でやっている。
◆Dragonfly(ドラゴンフライ)
略記"DF"、「ドラフラ」とは通常略さない。DragonFlyと表記する人もいる(というか多分ほとんどそう)。
「竜が飛ぶ(Dragon Fly)」と「とんぼ(Dragonfly)」では大分意味が違ってくるけど技が変わるわけじゃないので…略記は"DF"が便利。クロオバのdexをInからOutに変えたもの。単発ではsetした後Out dexのために足をクロスさせる動作が入るのでちょっと忙しい。
・Around Dragon(アラウンドドラゴン):あまり略さない。アラクロのOut dexバージョン。ATW Outsideを途中でDragonflyにする。
Foot trick: Basic Core 4(足技基本核技四種)
通常「核技」と言えばこれらのこと。ATW/LO/Pick Up+Cross Overの複合技。Leg Beater以外の名前はフリスタオリジナル。
◆Leg Beater(レッグビーター)
略称「レグビタ」。"LB"とは略記することはあまり無い。Alternate MATW。レグオバをキャッチする足でそのまま蹴り上げるクロオバを行う複合技。
setの後すぐにまたぎ始めて二回跳ぶやり方と、setの後一回しか跳ばないやり方がある。
でき始めの頃など、クロオバのタイミングが遅いと「それSwitch Dexterityじゃないの?」と言われてしまうことがある。
・Footbag Leg Beater(フットバッグ〜):長いので"FBLB"などと略記することも結構ある。レグビタの最初のレグオバの後、dexした足をplantしてクロオバ。
◆Mit Around the World(ミットアラウンドザワールド)
略記"MATW"、略称「Mアラ(エムアラ)」。インアラをキャッチする足でそのまま蹴り上げるクロオバを行う複合技。
"Mit"は"Mitch"を略したものだが、現在はほとんどの人が"Mit"と書き、「ミット」と読んでいる気がする。ちなみにMitなんて書く人も実はあまりいない。
・Fairy Beater(フェアリービーター):Mアラの最初のインアラの後、dexした足をplantしてクロオバ。
◆Pick Up Cross Over(ピックアップクロスオーバー)
略称「ピックロ」、または「ピッククロス」。"PUCO"、あるいは"PC"というような略記の仕方はあまりしない。Alternate SATW。
Pick Upをキャッチする足でそのまま蹴り上げるクロオバを行う複合技。難しい上に良くボールを踏んでしまう。
・Trip Walk(トリップウォーク):ピックロの最初のピックアップの後、dexした足をplantしてクロオバ。
◆Swirl Around the World(スワールアラウンドザワールド)
略記"SATW"、略称「Sアラ(エスアラ)」。フリースタイラーTouzaniのオリジナルでTouzani ATW(トーザニアラウンド)とも呼ばれる。"Swirl(スワール)"と略してしまうとそういう名前の全然別のtrickを指してしまうので気を付けよう(しかもものすごく難しい)。
日本では「Sアラ」の方が主に使用される。アウトアラをキャッチする足でそのまま蹴り上げるクロオバを行う複合技。フリスタにあるいくつかの壁のうちの一つ。
基本がある程度できたら大体これを練習する。かつては上級者の証だったが、現在は中級者の入り口ぐらい?
ただ上級者でも安定させるのは他の上級技より難しいという話を良く聞く。
・Dim Walk(ディムウォーク):Sアラの最初のアウトアラの後、dexした足をplantしてクロオバ。
Foot trick: Other Multi dex(その他の核技)
上記以外でdexが二回以上入る技。これらも広い意味での「核技」。ほとんどが複合技になる。
◆Abbas Around the World(アバスアラウンドザワールド)
略記"AATW"、略称「Aアラ(エーアラ)」。SATW rewind、あるいはDragonflying ATW Inside。フリースタイラーAbbasのオリジナル技。
Dragonflyをキャッチする足でATW Insideを行う。
・MATW rewind(エムアラリワインド):Aアラの最後がアウトアラ。
・Leg Beater rewind(レグビタリワインド):Mアラリワの逆足キャッチ。
・Pick Up Cross Over rewind(ピックロリワインド):Aアラの逆足キャッチ。
◆Double Over Down(ダブルオーバーダウン)Inside /Outside
略記"DOD"で、それをそのまま「ディーオーディー」と呼ぶことが多い。別名"Twice Impact(トゥワイスインパクト)。
footbagでは、「ダブルアラのキャッチをseme sideのclipper stallでやる」技だが、フリスタでは「アラでまたいだボールが地面に落ちる前にsetの逆足で蹴るクロオバ(かDragonfly)」というやり方が主流。なのでフリスタのDODにはIn/Outの区別がある。DOD Insideは"Fairy ss Cross Over"、DOD Outsideは"Pixie ss Dragonfly"という感じ。
・Park Avenue(パークアベニュー):CT。DOD Insideの最初のdexの後にplantするtrick。
◆Over the World(オーバーザワールド)
略記"OTW"。footbagでは"Pixie Leg Over"と言い、"Over the World"はフリスタ独自の名前。アウトアラでdexした後のボールをそのまま逆の足でIn dexするtrick。
・Fairy Leg Over(フェアリーレッグオーバー):略記"FLO"。OTWの最初がインアラ。
・Paste(ペースト):"Pixie Pick Up"のこと。OTWの後半がPick Up。こちらの名前はfootbagから。
・Smudge(スマッジ):CT。OTWの逆足キャッチ、つまり"Pixie Illusion"。
・Fudge(ファッジ):CT。FLOの逆足キャッチ、つまり"Fairy Illusion"。
◆Double Around the World(ダブルアラウンドザワールド)Inside /Outside
略記"WATW"、略称「Wアラ(ダブルアラ)」。一回のsetでdexが二回の、つまり二回またぐアラ。もちろんインとアウトがある。慣れると基本核技より安定するという話を時々聞く。
・Double Switch Over(ダブルスウィッチオーバー):CT。略記"DSO"。2 dexのレグオバ。
・Double Fairy(ダブルフェアリー):CT。2 dexのFairy。
・Terrage(テラッジ):Crazy Trickの一つ。"Double Pixie"のこと。つまり2 dexのPixie。
・Double SATW(ダブルエスアラウンド):CT。略記"WSATW"。Sアラの最初のアウトアラをダブルでやる。
・Double MATW(ダブルエムアラウンド):CT。略記"WMATW"。Mアラの最初のインアラをダブルでやる。
◆Smear(スメアー)
略記、略称無し。"Pixie Dragonfly"、つまりアウトアラでまたいだボールに対してそのまま逆足でまたぐDragonflyをするtrick。footbagでは"Pixie Mirage"のこと。
・Fear(フィアー):"Fairy Dragonfly"のこと。つまりスメアの最初がインアラ。footbagでは"Fairy Mirage"のこと。
◆Yosuke Around the World(ヨースケアラウンドザワールド)
略記「YATW(ワイアラ)」。Sアラの最後のクロオバをDragonflyに変えたもの。よーすけ氏のオリジナル…と思われていたが、その前にPalleが"Jay Around the World/JATW"という名称で公開していたらしい。日本ではほとんどの人がYアラと呼んでいる。
・Toe Blur(トゥブラー):逆足で始めるYアラ。footbagでは"Quantum Mirage"のこと。
Setによるtrickの分類
2 dex以上など、比較的複雑なtrickはsetの種類によっても分類することができる。ここではフリスタで使用されることのあるset名と関連するtrickを紹介する。ほとんどのsetは上までで紹介したtrickと関連してくる。
また、この"set"という考え方とその種類もfootbagに基づいているが、基本核技の四つについてはtrick自体がフリスタオリジナルなため、基本的にsetの種類では分類しないことがほとんど。なのでここでも分類はしない。
Fairy Set(フェアリーセット)
ATW Inside set。ATW Insideでdexした後のボールに対してさらに何かやるtrick全般を指す。あまり特別な名前が付いていないことが多い。上で出てきたものでは"Fairy Beater", "Fairy Leg Over", "Fudge", "DOD Inside", "Fear"がここに分類される。その他には、以下のようなものがある。
・Fairy ss Dragonfly(フェアリーエスエスドラゴンフライ):Fairy setで、dexした足をplantして同じ足でまたぐDragonflyをする。
・Fairy ss Clipper(フェアリーエスエスクリッパー):Fairy setで、dexと逆の足でclipper (stall)。
・Nallegam(ナレガム):CT。"Fairy ss Pick Up"のこと。Fairy setで、最初にdexした足でplantして浮いているボールをそのままOut dexする。
・Fairy ss Leg Over(フェアリーエスエスレッグオーバー):CT。ナレガムのPick UpをLeg Overにしたもの。
Pixie Set(ピクシーセット)
ATW Outside set。Fairy setの外回し版。Fairy setより独自の名前が付いていることが多い…気がする。上で出てきたものでは、"Dim Walk", "Over the World", "Paste", "Smudge", "DOD Outside", "Smear"がここに入る。他には、以下のようなものがある。
・N Blender(エヌブレンダー):"Pixie Clipper"のこと。Pixie setを最初にdexした足と同じ足でclipper (stall)。
・Desien(デサイン):CT。"Pixie Leg Beater"のこと。Pixie setで浮いているボールに対してそのままLeg Beater。
・Magellan(マゼラン):CT。"Pixie ss Leg Over"のこと。Pixie setで浮いているボールに対してplantした後同じ足でIn dex。
・Magellan Beater(マゼランビーター):CT。"Pixie ss Leg Beater"のこと。Magellanの後半のLeg OverをLeg Beaterに。
・Phoenix(フェニックス):footbagでは"Pixie Ducking Butterfly"のこと。フリスタではPixie Ducking Cross Over。
・Assassin(アサシン):footbagでは"Pixie Ducking Mirage"のこと。フリスタではPixie Ducking Dragonfly。
・E-Walk(イーウォーク):footbagでは"Pixie Miraging Butterfly"のこと。フリスタではPixie Pick Up Cross Over。つまり、pixieで抜いたボールを逆足dexから始まるピックロ。
Atomic Set(アトミックセット)
Illusioning set。Leg Overでまたいだ後のボールに対してさらに何かやるもの、と考えると良いと思う。Fairy setの逆足から始まるものということ。例えば"Footbag Leg Beater"はここに入る。Atomic setでその後最初のdexと同じ足でdexするものに対しては特に"Tapping set"と言う。これらには、他に以下のようなものがある。
・Paradon(パラドン):CT。DOD Insideの逆足set。Atomic setというよりダブル系に近い感じでやるやり方もある。
・Tap Down(タップダウン):CT。"Atomic ss Cross Over (Butterfly)"のこと。パラドンの途中にplantを入れたもの。
・Egg Beater(エッグビーター):CT。"Atomic Leg Over"のこと。「エグビタ」と略す。Leg Overでまたいだボールを逆足でもう一回In dexする。
・Scrambled Egg Beater(スクランブルドエッグビーター):CT。"Atomic Pick Up"のこと。Leg Overでまたいだボールを逆足でOut dexする。
・Omelette(オムレット):CT。"Atomic Illusion"のこと。Egg Beaterの逆足キャッチ。
・Atom Smasher(アトムスマッシャー):CT。"Atomic Dragonfly (Mirage)"のこと。「アトム(ス)」と略することがある。Fearの逆足set版。
・Smash Walk(スマッシュウォーク):footbagでは"Atomic Quantum Butterfly"のこと。フリスタではAtomic Pick Up Cross Over。つまり、E-Walkの最初がpixie setではなくatomic set。
Quantum Set(クオンタムセット)
Miraging set。Pick Upでまたいだ後のボールに対してさらに何かやるもの。Atomic setのout dex版、あるいはpixie setの逆足から始まるものということ。例えば"Trip Walk"はここに入る。Quantum setでその後最初のdexと同じ足でdexするものに対しては特に"Slapping set"と言う。
・Footbag Toe Blur(〜トゥーブラー):"Quantum Footbag Mirage"のこと。Toe Blurのplant版。
・Slap Down(スラップダウン):"Quantum ss Butterfly"のこと。Park Walkの逆足set版。
・Leg Eater(レッグイーター):footbagでは"Quantum Pick Up"、あるいは"Stepping Pick Up"のこと。フリスタではPasteの逆足set版という感じ。
Dragonfly Set(ドラゴンフライセット)
Dragonfly自体を技の始まりとするtrickのこと。trick名は"Dragonflying〜"となる。基本的にDragonflyの後、次の動作に移るまでに両足が一度ずつ地面に着いてしまうとそう呼ばれないことが多い。Aアラと、それと一緒に紹介したものは全てここに入る。原理的にはATWが絡む技(Fairy/Pixie setのものなど)は全てDragonfly setからもできるはずなので、実際に可能となるtrickはかなり多い。よくやられるものとしては、次のようなものがある。
・Double Over Down Rewind(ダブルオーバーダウン〜):Dragonflying Pick Upのこと。Dragonflyのdex足を地面に着けずにもう一度out dexしてその足でキャッチ。
・Paradon Rewind(パラドン〜):Dragonflying (Footbag) Mirageのこと。Dragonflyのdex足を地面に着けずにもう一度out dexして逆足でキャッチ。
・Dragonflying MATW(ドラゴンフライングエム〜):略記"DFMATW"。Dragonflyをキャッチする足でそのままMアラをやる。キャッチした足は地面に着けない。
・Dragonflying SATW(ドラゴンフライングエス〜):略記"DFSATW"。Dragonflyをキャッチする足でそのままSアラをやる。キャッチした足は地面に着けない。
・Kamiya Special(カミヤスペシャル):"Dragonflying Pick Up Cross Over"のこと。Dragonflyで浮いているボールに対して、Dragonflyのdexと同じ足でdexするピックロをやる。もちろん蹴り足は地面に着くが、今度はまたぐ足を地面に付けない。
Clipper Set(クリッパーセット)
足を交差させた状態で、かつ後ろの足でsetすること、またそのsetからのtrick全般を指す。つまり"Clipper"の項でも書いたが、クロオバ、ミラージュ、クリッパーストール、クロスキックなどからのsetは全てClipper setの扱いになる。また、クロスキックには(厳密にはクリッパーストールにも)inside, toe, outside, heel, soleなどのインパクト位置による細かい分類があるが、それらも全部同じものとして考える(ただ、「足を交差した状態からのset」という点では確かに同じであるが、実はクロオバ、ミラージュとそれ以外では違いがある→参照:
「フリスタでのclipper set」)。
set自体が一つのtrickの一部となっていることがほとんど(特にクロオバからやる人が多い)なので、そのtrickとその後のClipper set trickのコンボになることが多いが、厳密には後半の部分がClipper setのtrickである。
Paradox/pdx(パラドックス)
Paradox/pdx(パラドックス)は(そもそもfootbagでは)setの種類ではなくて、dexに付く概念である。もともと複雑な概念である上に、フリスタで考える場合は更に複雑な事情があるので、詳しく知りたい方はブログの記事、
「Paradoxって何?」をご覧ください。
◆基本足技のClipper set版
・Paradox ATW(パラドックスアラウンド〜):略称「パラアラ」。clipper setで、set足のdexから始まるレグオバ。footbagでは"Far Leg Over(ファーレッグオーバー)"と呼ぶ(これに関しても詳しくは→「Paradoxって何?」)。この名称はin dexのものについて良く使われ、out dexの"Far Pick Up"の方を「pdx ATW Outside」などと呼ぶことはほとんどないようだ。
・Far Pick Up(ファーピックアップ):clipper setからset足でまたぐPick Up。
・Paradox Illusion(パラドックスイリュージョン):Far Leg Over (pdx ATW)の逆足キャッチ。
・Paradox Mirage(パラドックスミラージュ):Far Pick Upの逆足キャッチ
・Cross ATW(クロスアラウンド〜):略称「クロアラ」。clipper setで、set足とは逆足のdexから始まるレグオバ。この名称はフリスタオリジナルのようだ。
・Bubba(ブッバ):"Clipper ss Illusion"のこと。クロアラの逆足キャッチ。
◆基本核技のClipper set版
・Paradox SATW(パラドックスエス〜):略記"pdx SATW"、略称「パラエス」。clipper setで、set足のdexから始まるピックロ。
・Paradox MATW(パラドックスエム〜):略記"pdx MATW"、略称「パラエム」。clipper setで、set足のdexから始まるレグビタ。
・Rip Walk(リップウォーク):略称「リップ」。footbagでは"Stepping Butterfly"のこと。clipper setで、set足とは逆足のdexから始まるピックロ。
・Mxyzptlk(ミクシズピ(ッ)トリク):略称「ミクシズ」。footbagではClipper ss Leg Beaterのこと。clipper setで、set足とは逆足のdexから始まるレグビタ。この名前はスーパーマンの悪役から来ているというのは一部では有名な?話。
◆その他の核技のClipper set版
・Down Double Down(ダウンダブルダウン):略記"DDD"。clipper setで、set足とは逆足のdexから始まるDOD。
・Barfly(バーフライ):"Far DOD"。clipper setで、set足のdexから始まるDOD。
・Reaper(リーパー):clipper setで、set足のdexから始まるDSO。パラアラのダブル版。
・Barrage(バレージ):clipper setで、set足のdexから始まるDouble (footbag) Mirage。
・Matador(マタドール):clipper setで、set足のdexから始まるFootbag Leg Beater。パラMのplant版。